早川剛の主に現代日本画
制作過程

制作過程「炎山雷鳴」

「炎山雷鳴」の制作過程です。

02012年3月30日

2012年3月に開催された本郷デザイン科展での公開制作をしました。

概要は以下の通りになります。

  • 作品サイズは182cm x 455cm
  • 使用画材はアクリル絵の具、水性ペンキ、日本画岩絵の具、おがくず、パテ
  • 制作時間は2012年3月30日12時~19時の7時間
  • 展覧会会場でもあり制作場所でもある旧デザイン科校舎は展覧会終了後取り壊しが決定しているため、いくら汚しても問題無
制作過程「炎山雷鳴」

12012年3月30日14時頃

木製パネルの作成をあらかじめ12時前に済ませるつもりだったのですが、想像以上に手間取ってしまい制作開始が13時過ぎに。若干あせりつつ制作開始。

写真は制作開始から30分~1時間程度の様子です。

他の制作過程をご覧頂けると分かる通り、通常は下図は描かず、描きながら考えるスタイルで制作しています。

しかし今回ばかりはそうも言ってられず、過去作の焼き増しのようになってしまっても仕方無しと割り切り(それでもやっぱり下図は描きませんでしたが) 「雷鳴火山」や「火山雷光」と 同じ傾向の作品にする予定で制作しました。

制作過程「炎山雷鳴」

22012年3月30日14時30分頃

普段以上に周りが汚れる事を気にせずに描き進めていたため、床がどんどんひどい有様に。

制作過程「炎山雷鳴」

32012年3月30日15時頃

当初の予定通り、火山と雷をなんとなしに形にしてきた状態。
ここからどう詰めていき、形を決めていくか思案しながら進めていました。

制作過程「炎山雷鳴」

42012年3月30日15時30分頃

ともかく時間もないので乾くのを待たずにドンドン絵の具を乗せていっていました。

制作過程「炎山雷鳴」

52012年3月30日16時頃

段々と形が明確になってきていますが、19時迄に完成するかどうか微妙。

時間配分を考え19時に完成させるには何時の段階でどの程度まで進めるべきか考えながら描いていました。 ふと美大受験の為に予備校行ってた頃(6時間や12時間で課題を作成)を思い出してしまいました。

制作過程「炎山雷鳴」

62012年3月30日17時頃

画像が小さいため分かりづらいですが、途中途中でガスバーナーで画面を焼いたりしていました。

画面を多少でも乾かす為という意味合いもあったのですが、その点においては期待ほどの活躍はしてくれず。
もっと大きいのがあれば違ったのでしょうが、そこまでは事前に予測して用意する事はできず。

制作過程「炎山雷鳴」

72012年3月30日18時頃

そろそろ明確に形を決めていかないと19時までには終わらない…等々考えながら進めていました。

ただ普段制作している五畳の部屋よりかは、進みが全然早い事を実感していました。
様々問題はあるでしょうが、大作を描く期間だけでも広めの場所を借りて描く事を検討した方がいいかな…と思う今日この頃。

制作過程「炎山雷鳴」

82012年3月30日18時30分頃

あともうちょっと。

制作過程「炎山雷鳴」

92012年3月30日19時頃

完成直前。

制作過程「炎山雷鳴」

102012年3月30日19時頃

完成しました。タイトルは「炎山雷鳴」です。

※写真上から「作品のみ切り抜き」「完成直後」「展示風景」

様々条件はあるモノの、6時間程度でこのサイズの作品を完成まで持って行けたのはよい経験になりました。やってみてよかった。

作品集等、他の関連ページもあるのでよかったらそちらもご覧ください。

関連ページ

映像も撮って貰ったのでアップしました。こちらもご覧ください

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