早川剛絵画教室

発達障害がある人は美術の才能あり、に感じること。

発達障害がある人は美術の才能あり、に感じること

発達障害の生徒さんを見てきた経験から

絵画教室を始めてから10年以上が経ちました。
その経験の中で思うことの一つに
発達障害をはじめとした特性を持っている人の美術的な特徴について
今回は記載します。

絵画教室の生徒の比率

早川剛絵画教室は、いわゆる
大人向け、趣味向けの絵画教室です。
対象年齢は中学生以上となります。

なので生徒さんの大半は成人ですが、
15%くらいが未成年の生徒さんな事が多いです。

そしてその15%の中で、さらに何割かの人に
発達障害を持っている生徒さんもいます。(いました)

ちなみに自分のお金で来る
生徒さんの中(要するに大人)に
発達障害の方は今のところいません。

いいとか悪いとかは全く別にして
そういう傾向があります。

発達障害等を持っている人は絵の才能あり?

発達障害等を持っている人は絵の才能あり?

一般論として
「発達障害等を持っている人は
絵の才能あり」と言う通説があるように感じます。

実際そういう医療関係の専門家もいるそうです。

美術の専門家の一人として、
この事実を否定はしません。

が!絵を描くことすべてに向いているかと言えば
全く持って違います。

得手不得手が絵の中にもある

変わった衝動であったり、
色感であったりは
他の人と違う感性を持っていると
感じることもあります。

そういった意味では
特別な才能を持っている、
と表現できるかもしれません。

しかし、いわゆる「デッサン力」と言う意味では
正直向いてない場合が多いです。

発達障害とデッサンの相性が悪い理由

発達障害とデッサンの相性が悪い

何故か?
立体的で、陰影が付いていて
写真みたいな、リアルな絵は
感性というより、
職人的な技術や考え方のコツがあるからです。

もっとバッサリ書くと、
感性より理論理屈を理解し、
手を動かし道具を使いこなし
表現
する必要があります。

発達障害の人は理論理屈や、
ややこしい説明を理解するのが
苦手なことが多い印象
があります。

よって基本的なデッサンは向いてません。
基本的なデッサンに必要なのは
感性というより合理的な理解力だったり
経験が大きくものを言う職人的な要素が強い
から。

絵の種類

自由な絵

同じ「絵を描く」という行為でも
細分化した際に、
似て非なるものがあったりします。

なので、何かしら障害を持っている子供に
絵を習わせたいのであれば、
いわゆる基礎的な部分は
基本執着しない方がいい
です。

ためしにやってみる程度は何の問題もないですが、
正直自分の子供がいたと仮定して、
同じ立場だったと想像したら
基礎的なデッサンは本人が相当にやりたがらない限り
絶対おススメしません。

発達障害は自由な作風が向いている

その代わり、自由な発想で
絵具等を使って描いていくのは
他の人とは違った感性を発揮する場合もある
ように見えます。
なので向いていると思われる、そちらにトライすることを
個人的にはオススメします。

以上本日の雑感でした。
何かしら参考にしてもらえれば幸い。

体験教室募集中

現在早川剛絵画教室は満席の為、体験教室及び新規入会の募集を一時停止しています。

大変恐縮ですが、体験教室ご希望の方は空き待ち予約希望のご連絡をお願いします。
空きが出次第ご連絡差し上げます。

ご希望の際は公式LINEか、お問い合わせページよりご連絡お願いします。

※空きが出るまでに何ヶ月かかるかは不明ですが、入れ替わりは頻繁にあります。
そのため待ち期間は長くても数ヶ月、早ければ数週間の事が多いです。
早川剛絵画教室公式LINE

お申し込み・質問

お申し込み質問
お名前 必須
メールアドレス 必須
メッセージ質問事項等あれば記載ください。何も記載せずに送信頂いても問題ありません。

以下のアドレスでもお問い合わせ等受け付けております。
万が一返信がない場合等こちらへ御連絡ください。

mail★hayakawagou.com
※スパム対策の為、メール送信の際は大変お手数ですが★を@に変えて送信ください。

過去ブログ

よく読まれてるブログ

じっくり読まれているブログ

ブログ一覧

体験教室公式ライン